GEMINI OMNI PROMPTS
16:9 10s 実際の出力

無編集の Gemini Omni Flash 出力 · Google Flow で生成 · SynthID の透かし入り

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シネマティック

映画のようなワンカット動画:雨の窓辺でスケッチするデザイナー

PixVerseによるGemini Omniの実機テストをもとにした構成。冒頭の1文に "one continuous shot" と尺、アスペクト比をまとめて書くのがポイントです。

cinematic continuous-shot push-in mood rainy-window

プロンプト

Create a 10-second 16:9 cinematic video in one continuous shot. A young product
designer sits at a small desk beside a rainy window in a softly-lit apartment.
She sketches in a notebook while occasionally glancing at the rain. The camera
slowly pushes in from a wide shot to a close-up of her hands and the notebook.
Warm tungsten lamp light contrasts with cool blue rain outside. Subtle ambient
sound, slight handheld micro-jitter for realism.

実際の生成結果 — 当サイトでもっともきれいに仕上がった1本

上の動画は、このプロンプトで生成したOmni Flashの無編集の出力です(2026-05-27にGoogle Flowで生成、10秒・16:9・720p、SynthIDウォーターマーク入り)。当サイトで扱っている中でもっとも品質の高い結果で、指定した要素がすべて狙いどおりに出ました。

  • 長回しが最後まで途切れなかった — カメラは引きの状況説明ショット(establishing shot)から、ミディアムショットを経て、手元とノートの大写しまでじわじわと寄っていきます。その間、カットは入らず、映像が飛ぶこともありません。Omniが途中でカットを挟んでしまった花瓶が割れるテストと比べてみてください。違いは、このプロンプトが物が壊れるような物理表現を求めていない点です。そのため、モデルが映像のつながりを保てなくなる場面がありません。
  • 10秒間、手が崩れなかった — 手はOmniがもっとも苦手とする部分ですが、ここでは絵を描く手の指が最後まで正しく5本あり、ペンの持ち方も自然です。“slight handheld micro-jitter”(わずかな手持ちの揺れ)という一言が効いています。三脚で固定したショットでは、フレームごとの細かなぶれが手の崩れを目立たせてしまいますが、小さな揺れがあるとそれが隠れるのです。
  • 暖色と寒色の対比がきれいに決まった — タングステンランプの暖かい光と、窓の外の青く冷たい雨。書いたとおりの色合いになりました。これはOmniで映画らしい画を出すための、いちばん確実な方法です。対照的な色温度を2つ書けば、そのとおりに色を整えてくれます。
  • おまけ — ノートには、それらしいプロダクトデザインのスケッチ(注釈の線が入った立体物の絵)が描かれています。ラベルの文字は意味をなしていません(Omniは本物の文字を描けません)が、この大きさならデザイナーの走り書きに見え、欠点には感じません。

自分のプロンプトに生かすポイント: 現実味があって感情の伝わる、被写体1つの映画的なシーンは、Omniで高品質な結果をもっとも安定して出せるジャンルです。one continuous shot から書き始め、カメラの動き(slowly pushes in)を指定し、対照的な2つの色温度を書きましょう。映像のつながりを保ちたいときは、物が壊れるような物理表現を同じクリップで頼まないのが安全です。

このプロンプトのポイント

構成は、PixVerseによるGemini Omniの実機レビューをもとにしています。PixVerseは実際にこのプロンプトをOmni Flashで試しており、“strong on mood and texture; weaker on prompt completion”(雰囲気や質感には強いが、プロンプトの内容を漏れなく反映する力は弱め)と評価しています。つまり、Omniは空気感をしっかり出してくれる一方で、ついでに書いた脇役の物は省かれることがある、ということです。

出典の区分: 🟡 メディアの実機レビュー(確度:中〜高 — PixVerseに実際の出力があります)

冒頭の1文の型

プロンプトの最初の1文が、映像全体の枠組みを決めます。PixVerseのテストでは、次の型が安定して機能しました。

Create a [duration]-second [aspect-ratio] [genre] video in one continuous shot.

“one continuous shot” と書く理由: Omniはこれを「カットなし・編集なし」と解釈します。モデルが不要な場面転換を勝手に入れるのを防ぎ、シーンのまとまりを保てます。

Omniが理解するカメラ用語

DeepMindのプロンプトガイドによると、Gemini Omniは次の用語をはっきり認識します。

  • カメラの動き: push in(寄り)/ punch in(一気に寄る)/ dolly zoom(ドリーズーム)/ pull-back(引き)/ orbit(被写体の周りを回る)/ sweep(大きく流すように動かす)
  • ショットの種類: oner(長回し・ワンカット)/ continuous shot(途切れないショット)/ locked off(三脚で固定)/ fixed(固定)/ over-the-shoulder(肩越し)
  • 撮影スタイル: natural smartphone zoom(スマホらしい自然なズーム)/ film camera(フィルムカメラ風)/ webcam style(ウェブカメラ風)/ handheld(手持ち)

“epic camera move” のようなあいまいな表現ではなく、これらの用語を使いましょう。Omniは具体的な指示として読み取ってくれます。

アレンジのしかた

  • 舞台を変える: 雨の窓辺 → 雪の山小屋 / 日の差し込む屋根裏 / 潜水艦の丸窓
  • 被写体を変える: デザイナー → 楽器を調律するミュージシャン / 味見をするシェフ / 絵の具を混ぜる画家
  • 照明で雰囲気を変える: “warm tungsten + cool blue rain” → “candlelit + storm flashes” / “neon cyberpunk + holograms” / “morning fog + golden hour”
  • カメラの狙い: “slow push-in to close-up” → “static wide” / “slow pull-back reveal” / “orbit around subject”

会話での追加指示(Omniの最大の強み)

ベースのショットができたら、チャットで続けて指示を出し、少しずつ詰めていけます。

Turn 2: Change the camera to be over the designer's shoulder, framing the notebook
from above. Keep the lighting and her movement consistent.

この「1つの要素は固定し、1つだけ変える」パターンは、Mediumの記事「Gemini Omni Prompt Playbook」で紹介されているものです。

よくある失敗パターン

  • 指定しすぎる: DeepMindは、Veoと比べて “prompts don’t have to be as prescriptive”(そこまで細かく指示しなくてよい)と明言しています。形容詞を6個以上重ねるのは避けましょう。自然な文章のほうがうまくいきます。
  • 50語を超える: Seaartのテストによると、プロンプトが約50語を超えると焦点がぼやけます
  • 脇役の物が無視される: PixVerseによると、背景の小物として “drone hologram” を書き込んでも、Omniは省くことがあります。小さな物が確実に出るとは期待しないでください

出典

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