GEMINI OMNI PROMPTS

実践ガイド

Gemini Omniプロンプトの書き方

うまくいく書き方、失敗しやすい条件、避けたい指定をまとめた実践ガイドです。DeepMindの公式プロンプトガイドに加え、PixVerse、Atlas Cloud、Chrome Unboxedの検証と、MediumのGemini Omni Prompt Playbookをもとにしています。

直近30日間の変更

公開後の主な変更を日付順にまとめました。新たな動きがあるたびに更新します。

出典区分:🟢 Google・DeepMindの公式情報 · 🟡 信頼できる実機検証・報道 · 🔴 未検証

Gemini Omni Flashの利用条件と料金

プラン別の利用条件(I/O 2026後の改定内容)

プラン月額料金Omniで利用できる内容
Google AI Plus$7.99GeminiアプリとGoogle FlowでOmni Flashを利用可能
Google AI Pro$19.99利用枠が拡大。1回ごとの消費上限あり(5月28日の更新以降)
新設Ultra(制作者向け)$99.99Proの5倍の利用枠、20TBのストレージ、YouTube Premium付き
既存のUltra$200(旧料金$250)Proの20倍の利用枠、12,500 AIクレジット、Project Genie / Mariner
無料で利用$0YouTube ShortsとYouTube Create App(18歳以上、一部制限あり)

出典:Google OneのAIサブスクリプション発表記事 🟢。

生成1回あたりのクレジット数(未確定)

Google Flow内のOmni Flashについて、Googleは生成1回あたりの消費クレジット数を公表していません。2026-05-29時点で確認できる情報は次のとおりです。

使う際の判断の目安:思いどおりの動画にならなかった場合は、編集より新規生成をおすすめします。編集はクレジットを多く消費するうえ、元の動画と見た目がほとんど変わらないこともよくあります。

利用できる場所

プロンプトの基本構成

うまくいくGemini Omniプロンプトの多くは、次の構成になっています。

[Subject] + [Action] + [Setting] + [Camera] + [Lighting] + [Style]

プロンプト例:"A red panda chef tossing pizza dough, in a cozy mountain kitchen, low-angle close-up, warm tungsten light, Pixar-style 3D animation"。

基本はSoraやVeoのプロンプトと同じですが、Omniには、ほかの多くのモデルにはない2つの要素があります。

最初の1文で条件を決める

冒頭で、長さ・画面比率・ワンカットの3点を指定します。

Create a [duration]-second [aspect-ratio] [genre] video in one continuous shot.

理由:Omniは「one continuous shot」を「カットを割らない」という指示として受け取り、冒頭で指定した長さと画面比率もそのまま守ります。こうした条件は、メタデータに入れるより文章の中で指定するほうが確実に伝わります。

Omniに伝わるカメラ用語

DeepMindのプロンプトガイドでは、次の表現を解釈できるとしています。

カメラの動きを表す言葉

映像の質感を指定する言葉

用途別におすすめの動画の長さ

用途おすすめの長さ画面比率
雰囲気重視・映画風8–10秒16:9または2.39:1
商品を主役にした映像6–8秒1:1または16:9
Reels / TikTok / Shorts5–7秒9:16
スローモーションで見せ場を強調5–6秒1:1または16:9
タイムラプス10秒(上限)16:9
Avatarがカメラに向かって話す映像10秒(上限)16:9または9:16

Gemini Omni Flashで生成できる動画は、1本につき最大10秒です。出典:TechCrunchの公開時の記事。

「Keep X identical」で変えない要素を固定する

Omniの看板機能である対話による編集では、追加の指示を出すたびに、変えずに残したい要素を明記します。基本形は次のとおりです。

[Change instruction]. Keep [X, Y, Z] exactly the same.

この指定がないと、1つの要素だけを変えたい場合でも、シーン全体の見た目が変わることがあります。それでは対話による編集の利点である一貫性が失われます。(出典:Atlas Cloudの実機検証)

動作をきっかけに変化させる書き方(VFX)

Omniが得意とする書き方の1つです。腕の鏡面化、泡の彫刻、折り紙の船など、Googleの話題となったデモでも使われています。

[Base scene]. When [specific trigger action], [specific transformation]. Keep [list] identical.

プロンプト例:"A woman reaches toward a mirror. When her fingertips touch the glass, make the mirror ripple like liquid and her arm turn to reflective mirror material. Keep the parlor and lighting identical."

プロンプトが拒否されるときに区別したい2つの不具合

公開以来、「Gemini Omniにプロンプトを拒否された」という報告には、まったく異なる2つの不具合が混在しています。この取り違えが、コミュニティで混乱を招く大きな原因になっています。

不具合A:ポリシー違反の誤判定(2026-05-29時点で未解決)

Omniが明らかに無害なプロンプト(Cat walks between rabbits、Change the background to night)を「この動画は生成できません」「ポリシー違反」といった一般的なメッセージで拒否する問題です。実際には違反がないにもかかわらず、2026-05-19以降、多数報告されています。Google副社長のJosh Woodward氏も公に問題を認め、調査と事例収集を進めていると説明しました。このページの更新時点(2026-05-29)では、修正は発表されていません。Google AI Developers Forum🟡には、新たな事例が引き続き投稿されています。実際のポリシー制限とこの不具合の違いは、不具合Aの詳しい解説をご覧ください。

不具合B:利用枠の誤計上(2026-05-28に修正)

こちらはポリシー違反の判定とは別の、課金に関する不具合です。動画生成に失敗しても、不具合Aによる拒否を含めて利用枠が差し引かれていました。2026-05-28にWoodward氏は次の変更を発表しました。

出典:9to5Google 🟡。

どちらの不具合か見分けるには

既知の弱点(隠さずに書きます)

以下の点は、DeepMind自身のモデルカードに「既知の制限」🟢として明記されています。つまり、これらにぶつかったときは書き方の問題ではなく、モデルの限界です。

文字の描写

ラベル、看板、字幕、ブランドロゴなど、画面内の文字は崩れます。プロンプトでは文字の重ね表示に触れないようにしましょう。検証:PixVerseの実機レビュー。

手指の細かな動き

物を持つ手、手話、タイピングなど、細かな手指の動きは崩れやすい部分です。可能なら手が目立たない構図にするか、多少の不自然さを見込んでおきます。

複数カットでの人物の一貫性

Atlas Cloudの複数回編集レビューでは、4カット以上での人物の一貫性は3/5と評価されています。参照画像と@character_nameを併用すると安定しやすくなりますが、4カットを超えると見た目が変わることを見込んでください。

複雑な動き

digit.inの検証によると、ダンス、体操、楽器演奏などの複雑な動きでは、静かな場面よりAI特有の不自然さが出やすくなります。歩く、立つ、話すといった単純な動作が得意です。

50語を超えるプロンプト

Seaartの分析では、およそ50語を超えると指示の焦点がぼやけ、画質が落ちるとされています。具体的に、かつ簡潔に書きましょう。

避けたい書き方

Avatar機能の必須条件

出典:Google Gemini Avatarのヘルプページ。

出典


最終更新:2026-05-29。Googleによる変更があるたびに記載内容を再確認し、このページを更新します。誤りや古い情報にお気づきの場合は、お知らせください。いただいたメールにはすべて目を通しています。