GEMINI OMNI PROMPTS
16:9 10s 実際の出力

無編集の Gemini Omni Flash 出力 · Google Flow で生成 · SynthID の透かし入り

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VFX

指先で触れた鏡が液体のように波打つVFX — トリガー構文の書き方

DeepMind公式のGemini Omniデモをもとにしたプロンプト。「Xが起きたらYが変わる」というトリガー構文で、映画のようなVFXを作ります。

vfx trigger-pattern conversational-editing official-demo transformation

プロンプト

Turn 1 — Base scene:
A young woman in a white linen dress steps in front of an antique full-length mirror
in a sunlit Victorian parlor. She slowly reaches her hand toward the glass. 10 seconds,
locked-off shot at chest height, soft natural light.

Turn 2 — Trigger transformation:
When her fingertips touch the mirror, make the mirror ripple beautifully like liquid,
and the person's arm turns into reflective mirror material extending into the glass.
Keep the parlor, her dress, and the lighting identical.

実際の生成結果 — Omniはどう描いたか

プロンプトでは10秒を指定していますが、上の未編集のGemini Omni Flashによる生成例は8秒です(2026-05-25にGoogle Flowで生成、16:9・720p、SynthIDの透かし入り)。注目したい点は3つあります。

  • 1〜2秒の鏡の波紋 — 指先が触れた点から、水面のような同心円状の波が広がります。波の物理もきちんとしていて、振幅は外側ほど小さくなり、周期も一定です。
  • 3〜5秒の液体金属の中間状態 — Omniは腕を肌からクロームへいきなり切り替えません。まず流れる液体金属を描き、それから固い反射面へと落ち着かせます。これは現時点のSoraやVeoにはない物理的な推論です。
  • 人物と背景の固定が崩れない — 客間、オイルランプ、ドレス、髪、暖かいタングステン光は、8秒の生成例を通して見た目の一貫性を保っています。プロンプトの “keep … identical” という指定が効いています。

このプロンプトのポイント

これはGoogleが公式に公開したGemini Omniの目玉デモそのもので、DeepMindのモデル発表とプロンプトガイドの両方で紹介されています。

「Xが起きたらYが変わる」という書き方は、いまではトリガー構文(trigger pattern)と呼ばれています。MediumのGemini Omni Prompt Playbookでも、安定して機能する10の例のひとつとして取り上げられています。

出典の区分:🟢 Google公式デモ(確度:最高)

そのほかの公式トリガープロンプト(話題になったGoogleのデモ)

DeepMindのプロンプトガイドより:

  • Make the sculpture out of bubbles(彫刻を泡でできたものにする)
  • The lights of the apartments start turning on in sync with the music(マンションの明かりが音楽に合わせて点きはじめる)
  • Change the ships to be made from white origami paper(船を白い折り紙製に変える)

上の3つと鏡の波紋を合わせた4つは、どれもOmniの強みを見せるためにGoogle自身が選んだものです。これらの構成を下敷きにすると、成功率がもっとも高くなります。

トリガー構文の詳細

うまくいく構成は次のとおりです。

[Base description (camera locked, subject in position)]
+
When [specific trigger action], [specific transformation].
Keep [list of preserved elements] identical.

うまくいく理由(Prompt Playbookより):Omniは “when X happens” を時間の基準点として解釈し、シーン全体を少しずつ変えてしまうのではなく、見た目の変化をトリガーの瞬間に集中させます。

アレンジのしかた

  • 被写体の差し替え:客間の女性 → 屋根裏部屋の子ども / 舞台のダンサー / 湖畔の釣り人
  • トリガーとなる動作:触れる → 話す → 踏み出す / ひざまずく / くるりと回る / 手をたたく / 息を吐く
  • 変化の内容:鏡の波紋 → 炎が噴き出す / つるが伸びる / 砂が流れ落ちる / ピクセル化する
  • 固定する要素:変えたくないものは必ず明記します

よくある失敗パターン

  • 中身のない大げさな形容詞(“epic / dramatic / amazing”)を並べても、具体性は増しません。DeepMindは、代わりに現実世界の知識を参照する書き方をはっきりすすめています
  • 複数ショットにまたがるVFX:トリガーは10秒のクリップ(Flashの上限)につき1つにとどめます
  • 固定カメラ(動きなし)は、移動撮影(tracking shot)よりもVFXプロンプトにずっと向いています。見た目の変化がひと目でわかるからです

VFXがOmniの特に得意な分野といえる理由

Atlas Cloudのレビューによると、Omniの物理理解(Googleの発表でも触れられています)のおかげで、トリガーによる変化は、SoraやVeoで同じようなプロンプトを使う場合よりはるかに説得力があります。鏡の波紋のデモがX(旧Twitter)で話題になったのも、物理的な動きに現実味があったからです。

出典

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