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ブログ / 6分で読めます · 2026-07-24

Gemini Notebook と NotebookLM は同じ?名前は変わっても知っておきたい1つの違い

NotebookLM は名前が変わりましたが、専用のノートブック画面と Gemini アプリ内のノートブックとでは、答え方が同じではありません。この違いで、調べものの答えが何に基づくかが決まります。その中身を詳しく整理しました。

gemini-notebook notebooklm comparison rebrand

Gemini Notebook と NotebookLM は、同じ Google のリサーチ用サービスです。NotebookLM の名前が Gemini Notebook に変わりました。別の競合サービスに乗り換える話ではないので、これまでのノートブックやソース、基本的な使い方もそのままです。比べる意味があるのは、Gemini Notebook の専用ワークスペースでノートブックを使う場合と、Gemini アプリの中からそのノートブックを開く場合の違いです。

Google は、Gemini のエコシステム全体との連携を強めながらも、Gemini Notebook を単体のリサーチツールと位置づけています。名前の疑問にいちばんはっきり答えているのは、Google による名称変更の発表です。

Gemini Notebook と NotebookLM は同じもの?

用語意味向いている使い方
NotebookLMGemini Notebook の旧名古いガイドや動画、検索結果では、今もこの名前が使われていることがあります
Gemini Notebookソースに基づいてリサーチや学習を進めるツールの、現在の名前ソースライブラリづくり、調査、学習、ノートブックの各種出力の作成
ノートブックを使える Gemini アプリGemini からノートブックを開くための連携機能Gemini の幅広いツールも使いながら、調べものの会話を続ける

つまり「Gemini Notebook vs NotebookLM」で検索した場合でも、2つを比べてどちらかを選ぶ必要はありません。NotebookLM が旧名、Gemini Notebook が新しい名前だと考えてください。

それでも選ぶ必要があるとすれば、どこで使うかだけです。ソースを厳密に扱いたいときや、リサーチ用の出力を使いたいときは、ノートブックの専用ワークスペースを使います。そのノートブックを、アシスタントとのもっと幅広い会話の中で使いたいときは Gemini を使いましょう。

Gemini Notebook とは?(「NotebookLM」という名前の意味も)

Gemini Notebook は、自分で用意したソースを中心に作業するためのワークスペースです。文書、スライド、PDF、音声、ウェブページをアップロードするかリンクで追加すると、AI はその資料の範囲だけをもとに質問に答え、要約を作り、学習用の教材を生成します。その際、それぞれの主張がどのソースから来たのかも示してくれます。ソースに基づいて答えることこそがこのツールの核心であり、ふつうのチャットボットとの会話との決定的な違いです。

NotebookLM という名前は、単にこのサービスの旧名です。「LM」は language model(言語モデル)の略でした。Google は 2026年7月16日、Gemini ブランドのもとにまとめるため、名称を Gemini Notebook に変更しました。ガイドや動画、検索結果で NotebookLM と書かれていれば、それはまさにこのツールのことです。提供が終わったものはなく、旧名のまま残っている別のサービスもありません。Gemini アプリ内のノートブックも同じノートブックで、専用ワークスペースではなく Gemini のアシスタント画面から開いているだけです。

Gemini Notebook が得意なこと

Gemini Notebook の中心にあるのは、テーマに沿ってソースを集めたノートブックです。1つのプロジェクトに関係する資料を追加し、その資料をもとに質問します。

ノートブックには、PDF、ウェブページ、Google ドキュメント、Google スライド、音声、YouTube 動画などをソースとして追加できます。汎用のチャットボットに大量のファイルを覚えておいてもらうのではなく、範囲を区切ったリサーチ用の資料一式を Gemini Notebook に渡す、という考え方です。

強みは、何でも知っていることではありません。自分が渡した情報を読み解く手助けをし、引用元を示してその情報に立ち返らせてくれる点にあります。

そのため、次のような作業に向いています。

また、ソースをもとに、ブリーフィング資料、学習ガイド、マインドマップ、音声解説(Audio Overview)、クイズなど、さまざまな形式の出力を作れます。ビジュアル制作や画像生成が目的なら、このサイトの Gemini 向けプロンプトガイドを使ってください。Gemini Notebook は、渡されたリサーチ資料を理解するのは得意ですが、完成したクリエイティブ素材をゼロから生み出す用途には向いていません。

Gemini Notebook と Gemini アプリ:実際に使ううえでの大事な違い

ノートブックは Gemini アプリにも表示でき、ノートブック名の変更、ソースの追加、カスタム指示などの編集は、両方のあいだで同期されることがあります。ただし、回答のふるまいは同じではありません。

Google のGemini でノートブックを使う方法についてのヘルプページによると、NotebookLM 本体の画面では、回答はノートブックのソースだけに基づきます。一方 Gemini アプリでは、ノートブックについての回答でも、ウェブ検索などのツールが使われることがあります。

この違いは見落とせません。

根拠をきっちり管理したいなら Gemini Notebook の専用ワークスペース

回答を手元の資料の範囲にとどめたいなら、Gemini Notebook を選びましょう。“What does the policy say?”(このポリシーには何と書いてある?)や “Which interviewee raised this concern?”(この懸念を挙げたのはどのインタビュー参加者?)といった質問をするのに向いています。

たとえば、授業のシラバス、講義スライド6点、課題の論文2本をアップロードしたとします。次のように質問してみましょう。

Using only the sources in this notebook, create a revision plan for the next 10 days.

For each day:
- name the concepts to review
- list the source sections I should revisit
- write two retrieval-practice questions
- flag any topic that appears in more than one source but is explained differently

Do not add facts that are not supported by the notebook sources.

ソースに基づいて答えるツールでも、最後の一文は役に立ちます。作業の範囲がはっきりし、確認しやすい結果が返ってくるからです。

話を広げながら作業したいなら Gemini アプリから開く

プロジェクトが自然とソース一式の外へ広がっていくときは、Gemini からノートブックを開きます。メモを新しいウェブ検索につなげたいとき、タスクの計画を手伝ってほしいとき、Gemini のほかの機能も使いながら会話を続けたいときなどです。

たとえば、ノートブックのソースに基づく要約を確認したあとで、次のように聞けます。

Use my notebook as the starting context. Identify the three questions that remain unanswered by my sources.

For each question, explain:
1. why the current sources do not resolve it,
2. what type of source would answer it, and
3. a search query I can use to find that source.

Clearly separate what comes from the notebook from suggestions for further research.

ポイントは、2種類の情報をはっきり区別することです。ソース一式から確かに言えることと、アシスタントが次の一手として提案していることです。回答がなめらかだからといって、その境目をあいまいにしないでください。

Studio の出力を作るなら Gemini Notebook で

Google によると、ノートブック固有の Studio 出力の一部は Gemini では使えず、Gemini Notebook の専用画面でしか利用できません。音声解説や動画解説、インフォグラフィック、スライド資料などがこれにあたります。

目的が「このソースを、勉強や共有に使える形にしたい」なら、Gemini Notebook から始めましょう。「もっと大きな作業の一部として、このリサーチについて相談したい」なら、Gemini アプリから開くほうが便利なこともあります。

調査・執筆・学習、それぞれの選び方

調査:まずは Gemini Notebook から

テーマ全体を1つの巨大なアーカイブにまとめるのではなく、問いごとにノートブックを1つ作りましょう。ソースを絞り込むほど、引用元を確かめやすくなり、情報の抜けにも気づきやすくなります。

実践的な進め方は次のとおりです。

  1. 引用したり根拠にしたりしても安心できるソースだけを追加する。
  2. 結論を求める前に、ソースごとの要約を出してもらう。
  3. ソース同士が一致している点、食い違っている点、答えが出ていない問いを聞く。
  4. 引用された箇所を開き、書かれている内容を自分の目で確かめる。
  5. 新しいソースは、特定した抜けを埋めるときだけ追加する。

資料をアップロードしたら、次のプロンプトを使ってみてください。

Build an evidence map from these sources.

Create sections for:
- claims supported by multiple sources
- claims supported by only one source
- direct disagreements or different interpretations
- important questions the sources cannot answer

For each item, cite the relevant source material. Do not resolve disagreements by guessing.

執筆:最終判断役ではなく、リサーチアシスタントとして使う

Gemini Notebook は、ソース一式を使いやすいアウトラインにまとめるのがとても得意です。一方で、引用された資料を確かめずに何が正しいかを決める用途には向きません。正確さが結果を大きく左右する場面ではなおさらです。

ブリーフや記事のアウトラインを作るなら、次のプロンプトを試してください。

Based only on this notebook, create an outline for a 900-word article.

Requirements:
- start with the reader’s main question
- assign each main claim to supporting sources
- distinguish evidence from interpretation
- include a short section on limitations or uncertainty
- do not create citations for claims that lack source support

コンテンツ制作なら、そのあとこのサイトの Gemini テキストプロンプト集を使って、トーン、構成、見出しを整えたり、推敲したりできます。根拠を固める作業と、文章を磨く作業は分けておきましょう。

学習:ツールに自分をテストしてもらう

要約を読むと勉強した気になりますが、本当に身についているかがわかるのは、思い出す練習(想起練習)をしたときです。問題の作り方について、はっきりしたルールをノートブックに伝えましょう。

Create a 15-question practice set from this notebook.

Use a mix of short-answer and scenario questions. Ask one question at a time and wait for my answer. After I answer:
- say whether it is correct, incomplete, or incorrect
- explain the answer using the notebook sources
- cite the relevant material
- ask a follow-up question if my answer shows a misconception

Do not ask about information not included in the sources.

講義ノート、課題文献、プロジェクトの資料を追加したあとだと、特に効果的です。

作業別:どちらを開けばいい?

作業開く場所理由
複数の PDF をまとめて要約し、レビュー用の資料にするGemini Notebook のワークスペース回答が追加したソースから外れず、引用箇所も確認できます
試験対策のフラッシュカードや練習問題を作るGemini Notebook のワークスペース講義資料や課題文献を、自分のソースに基づいた学習用の出力に変えられます
執筆中に引用文や主張を確かめるGemini Notebook のワークスペース論旨を手元の資料の範囲にとどめたいとき、専用ワークスペースならソースの境界がはっきりします
幅広く調べる必要がある質問を1つだけ、手早く聞くGemini アプリノートブックをコンテキストとして使いつつ、幅広い会話や追加の調査も活用できます
ポッドキャスト風の音声解説を作るGemini Notebook のワークスペース音声解説は、Gemini Notebook 本体の Studio で作る出力です
リサーチ用の資料一式をチームメンバーと共有するGemini Notebook のワークスペースノートブックならソースを1つのリサーチ用スペースにまとめられます。共有する前に、ソースやチャットを見られる人を確認しましょう
次の手順を計画しながら、リサーチの内容を話し合うGemini アプリ作業が今のソース一式の範囲を超えてきたら、アシスタントとの幅広い会話で続けるほうが向いています

プライバシーと共有についての注意

機密性の高い資料をアップロードする前に、使っている Google アカウントの最新の規約と設定を確認してください。Google は、個人用・仕事用・学校用のアカウントでデータの扱いが異なる場合があること、フィードバックを送信するとそのやり取りの内容が確認される場合があることを明記しています。

ノートブックの共有にも注意しましょう。リサーチ用のスペースを共有すると共同作業はしやすくなりますが、ソースや会話を見られる人の範囲も変わります。共有する権限のない文書はアップロードしないでください。

古い NotebookLM の解説を見ている方へ

古いチュートリアルとの違いは、ほとんどが呼び方だけです。

以前の呼び方今の呼び方・意味
NotebookLMGemini Notebook
NotebookLM のノートブックGemini Notebook のノートブック
NotebookLM の画面Gemini Notebook の専用ワークスペース
Gemini のノートブックGemini アプリからノートブックを開くこと

古いリンクやブックマーク、チュートリアルに「NotebookLM」とあれば、Gemini Notebook のことだと読み替えてください。名前が変わったからといって、ノートブックやソース、ワークフローを別のサービスへ移す必要はなく、リサーチ用の資料一式を作り直す必要もありません。

変わっていないのは基本の進め方です。1つの問いを軸にソースを絞って集め、その資料をもとに質問し、引用箇所を確かめ、必要になったらリサーチを Gemini アプリでのより幅広い会話に引き継ぎます。

よくある質問

Gemini Notebook は NotebookLM の名前が変わっただけですか?

はい。Google は NotebookLM の名称を Gemini Notebook に変更しました。リサーチに特化した単体のサービスであることは変わらず、今は Gemini やほかの Google サービスとの連携がより深まっています。

NotebookLM のファイルを Gemini Notebook に移す必要はありますか?

いいえ、名称変更だけを理由に別途移行する必要はないはずです。以前の NotebookLM のノートブックは、名前が変わった同じサービスの一部です。

Gemini Notebook はアップロードしたソースだけをもとに答えますか?

Gemini Notebook の専用ワークスペースでは、回答はノートブックのソースだけに基づきます。それでも、回答を頼りにする前に、引用元とソースの該当箇所を確認してください。

Gemini アプリのほうが Gemini Notebook より幅広い回答を返すことがあるのはなぜですか?

Gemini は、ノートブックをコンテキストとして使いながら、ウェブ検索などのツールも利用できるからです。リサーチ資料の外まで調べたいときには便利ですが、そのぶんソースに裏付けられた主張と外部の情報を区別する必要があります。

Gemini アプリでも同じ音声解説や学習用の出力を作れますか?

ノートブックの Studio 出力が、すべて Gemini で使えるわけではありません。音声解説、動画解説、インフォグラフィック、スライド資料など、専用の出力が必要なときは Gemini Notebook の専用ワークスペースを使ってください。

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まとめ

「Gemini Notebook vs NotebookLM」は、ほとんど名前の問題です。Gemini Notebook は NotebookLM の新しい名前です。ソースに基づく調査や学習資料づくり、ノートブックの各種出力には専用ワークスペースを使い、そのリサーチをアシスタントとのより幅広い作業に広げたいときは Gemini アプリを使いましょう。いちばん大切な習慣はこれまでと同じです。ソースを絞り込み、具体的に質問し、重要な主張は引用箇所で確かめてください。

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